大理石と御影石の違いってなに?
「石」といっても、様々な種類の石がありますが、建築用に使われるのは主に大理石と御影石などが一般的です。
大理石と御影石って何が違うの? 違いを知らない方も多いのではないでしょうか。
それぞれの特徴や違いを知って、大理石と御影石を使い分けてみましょう。

目次
・大理石の特徴
・御影石の特徴
・まとめ
天然石の種類の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
ここでは、大理石、御影石の特徴について説明します。

大理石の特徴とは?
石灰岩(ライムストーン=貝や動物の遺骸等が海の底で積み重なって固まってできた石)が
地中でマグマの熱と圧力を受けて再結晶化して変質したものを大理石と呼びます。
大理石の特徴は、やはり光沢があって見た目が美しい!!


造形にも適し、英語でMarble(マーブル)とも呼ばれ「光の中で輝く石」を意味するギリシャ語に由来しています。
ヨーロッパを中心に産出されますが、最近では、イランやベトナム等でも産出します。

大理石は屋内が基本!
磨けば光沢のある美しさ!

大理石は、酸には弱くシミにもなりやすいので基本内装用石材です。
きれいな光沢と表情豊かな模様で高級感と上品な空間を演出し、多くの人がその美しさに魅了されとても人気のある建材です。
長い時を経て作り出された大理石の模様は一つ一つ違った表情を見せるので
世界に一つの自分だけの空間を演出できます。
御影石の特徴とは?
御影石は正式には花崗岩を言い、地球のマグマが地下深くでゆっくり冷却され、地中の高い圧力によって形成された石です。
御影石と聞かれると墓石を連想される方が多いかと思いますが、建材にも多く使用されています。
特徴として、硬度が高く比重もあり、風化に強く、吸収率も低いため耐久性に優れた石です。

外壁、内壁、床、外構部分など多くの部分で使われています。
磨くと光沢(ツヤ)が出て大理石とはまた違った美しさがあります。
最近では、キッチンワークトップに御影石を使用する方も多くみられます。
キッチンワークトップをお考えの方は、是非こちらもご覧ください。

アフリカ、アメリカ、ブラジル、インド、中国等世界各地で産出します。

御影石は内外問わず使用可能!
水廻りも使用OK!

御影石は、建材として最もよく使われ、最も丈夫な石という特徴がありますので、古くから多くの場所で使用されてきました。
御影石といえば、黒色やグレーといった色を思い浮かべますが、白、ピンクや緑等の色や様々な柄もあります。
まとめ
建材はもちろん、今では、住宅に石を使いたい方も多く、石を身近に感じていただけております。
大理石・御影石の特徴を知って使うとそれぞれの色も模様も豊富ですので、 使用箇所によってどちらも高級感がでます。
天然石ならではの模様は、一つ一つ違いますので自分だけの空間を演出できるのは間違いありません。


