Column

社長の一石

2019. 7月

AIと石材業界 その将来

「AI」、この言葉に接しない日はないくらい日常的なワードになってきましたがどこか石屋には縁遠く感じられます。我々の業界で活用される日が果たして来るのだろうか、と人ごとの様に考えてしまいがちです。

 

差し当たり、AIに取って代わられる石屋の業務ってある?と言うのが、興味を引く質問になる訳ですが、本業の営業・工務・工事は勿論、間接部門の仕事も含めて、この先10年くらいはAIに取って変われる事はない様に思えます。

 

AIがAIたる所以は、何と言ってもビッグデータの処理にある訳で、石材業界で、データ処理をして結論を導きたいテーマやそういうビッグデータの分野が思いつかない限り、進まない話だと素人なりに思うからです。

 

とは言え、我々の業界で今後、AIの活躍分野探しをする事は必要かもしれません。最近「空飛ぶ車」が実際に開発されているニュースを聞いて、もうそんな時代になったのかと驚いたのですが、昨今の技術革新のスピードを考えると、10年以内にAI活用の検討に迫られる事もありえます。

 

安全・品質・納期の管理レベルを上げる為、起こる不具合や阻害要因などの「危険予知」「未然防止」と言ったテーマを最近我々は切り口にしていますが、どういう条件が重なった時に事故が起こるかAIが導きだしてくれると良いですね。

 

またSカップ活動(職場改善活動)ではよくシステムの改善案が取り上げられますが、システムから更に一歩進めてAI活用まで皆さんの知恵やアイディアを広げてみるのはどうでしょうか。過去のデータを元に未来予測する事で、新サービスや新商品の開発に繋げていけるかもしれません。石屋にとってどんなテーマがありうるのか一度考えてみませんか。そして、もし閃いて思いつくことがあったら、是非教えて下さい。

 

 

2019年 7月