Column

社長の一石

2020. 3月

粘り勝ちを目指すストーンパレット

新型肺炎の影響で、生活用品が不足しているニュースが注目を集めていますが
食品では今納豆とヨーグルトが人気で、売上を伸ばしていると聞きました。
そこでミツカン社が23年も取組んできた納豆事業について調べてみました。

 

食酢が本業であるミツカンが、納豆業界に新規参入したのは1997年ですが、
決して最初から順風満帆だったのではなく、黒字まで16年もかかったらしいです。
地道に商品開発を継続した事が、きっとここ数年の急成長に繋がったのですね。

 

「金のつぶ」や「におわなっとう」など有名な商品があるので、業界では
圧倒的なシェアなのだろう思ったのですが、国内では約2割のシェアらしいです。
我々の業界と同じように全国に沢山の同業者がいる裾野の広い業界なのですね。

 

決して短期志向におちいらず、長年に渡り諦めず粘り強く挑み続けたことが急成長
につながった、そういったミツカンのストーリーは我々を勇気づけてくれます。
当社は今「大理石がすまいの中で使われるシーン」を開拓中ですが、その先鞭
である「ストーンパレット」は、この納豆事業の成功イメージと重なります。

 

2万種もある納豆菌からにおいを作らない菌を探して開発した「におわなっとう」
押すだけでタレが出る「押すだけプシューと」等々、本当に沢山の開発努力が
あって、その積み重ねが今日の成長を下支えしています。「ストーンパレット」
も試行錯誤を繰り返して進化を遂げていかないと、お客様に喜んでいただける
商品にはならないのだと思います。「ストーンパレット」は、きっと今
将来大きな市場に切り開いていく「黎明期」にあるのでしょう。

 

その「ストーンパレット」も昨年ようやくグッドデザイン賞を所得しました。
あのGマークをつけて宣伝ができるようになったのです。また大手ハウス
メーカー様の1つの仕様としても採用いただく準備が整ってきています。
https://www.g-mark.org/award/describe/48981?token=EujEoBQld9

 

積み石調の魅力的なデザインだけでなく、独自開発した【木造の家でも貼れる】
軽くて頑丈な工法が特長の「ストーンパレット」です。
目指せ!!「成長期」ですね。