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STONE COLUMN

2025. 11. 24

石彫支援プロジェクト 受賞結果

石彫支援プログラムについて

「石彫支援プログラム」は、石材を扱って創作する学生の活動を応援するために、彫刻に適した天然石を特別価格で提供する支援プログラムです。

石材は入手が難しく、特に大きな塊は高価になりがちです。
このプログラムでは、ビアンコカラーラやモカクリームなどの良質な石材を、
通常の約1/5ほどの価格で学生に提供し、「石」を彫るきっかけづくりをしています。

詳しくはこちらのコラムもご覧ください

2024年度は初のコンテストを開催しました。

2024年度より、石彫支援プログラムの新たな取り組みとして初めてとなるコンテストを開催しました。

 

応募いただいた作品はどれも魅力的で、石材の特性を活かした表現から、学生ならではの柔軟な発想まで多彩な作品が揃いました。

厳正な審査の結果、以下の作品が「最優秀賞」「優秀賞」に選ばれました。

 

最優秀賞(1点)

作品タイトル:silver lining
作者:金沢美術工芸大学 花島玲恩

 

(コメント)

私にとって石彫は修行のようなものです。

ひたすら石にのみを打ち、削る作業を続けることで、自分自身と向き合う時間が生まれます。

今回の作品は、その過程の中でふと見えてきた、日常の中の小さな希望を形にしたものです。

優秀賞(2点)

作品タイトル:名残
作者:東京造形大学 横井茉奈

 

(コメント)

キラキラとした質感に魅了され、この大理石を使用させていただきました。

素材自体が非常に柔らかく、子供の身体の曲線を彫り出す作業がとても心地良かったです。

また、チッパーの彫り跡と磨き上げた面で表情が大きく変化する点にも、素材としての奥深さを感じました。

作品タイトル:おやど
作者:日本大学 木谷茜(作家名:アカネ)

 

(コメント)

この度優秀賞をいただきました作品《おやど》は、今は森の中の公園に設置されています。森の生き物たちが、この作品を憩いの場としてくれたらいいなと思って制作しました。

モチーフは“手”です。包み込む優しさと守る強さ、そのどちらも表現したかった私に、石は完璧に応えてくれました。

 

このほかにも、ご参加いただいた学生さんにはそれぞれのこだわりや試行錯誤、石と向き合った時間がしっかりと感じられました。

どの作品も本当に魅力的で、審査も最後まで悩むほどでした。

 

石彫支援プログラムは、石に触れてみたい、作品をつくってみたい、そんな思いを持つ学生さんをこれからも応援していきます。

来年度以降もコンテストは継続する予定です。どのような作品が見られるのか、今から楽しみです。
大学、学生の皆さんからの新規応募も随時募集しております。
ご希望の方はHPのお問い合わせフォーム
または関ヶ原石材株式会社 石彫支援PG事務局 (ishizo@sekigahara-s.co.jp)まで、ご連絡くださいませ。