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注目のオススメ石種

2020. 7. 29

注目石種 バサルティーナ のご紹介

今回ご紹介する石種は、ローマ北部で採掘されているバサルティーナというイタリアの歴史ある銘石の一つです。
イタリアの大理石と言えば色とりどりの華やかな印象がありますが、バサルティーナはグレートーンの玄武岩です。
玄武岩とは火山岩の一種で、地球の表面に近いところでマグマが冷えて固まり生成されたものになります。
採掘場では、玉状の巨大な塊から最低限の機械で職人の手作業で原石を成形している為、非常に手間をかけながら採掘が行われています。

濃いグレーの地色に無数の小孔が水平に流れる柄を形成しているのが特徴的です。
特徴である水平柄を活かすため柾目切りでの石取が基本になります。

この石種の歴史は古く、古代ローマ人が最初に発見した採掘場は地理的にローマに近い為、多くの歴史的建造物に使われています。
例えば、かのヴァチカン美術館、ローマ国立博物館、テルミニ駅、スペイン階段など錚々たる歴史的建造物の床材に使われており、
ローマの建築石材はトラバーチンと共にバサルティーナ無しでは語れないと言えるでしょう。

時代を超えて愛されるバサルティーナを是非、ショールームでご覧ください。

サンプルのご請求はこちらからお願い致します。

 

※カットサンプルは150mm×90mmのサイズとなります。
仕上は、F仕上(水磨き仕上)のみです。