Column

社長の一石

2016. 11月

レッツ・ワーク・ハード・ウィズ・ソフト

政府の「働き方改革実現会議」が開催されたり、過労死事件のニュースが注目を浴びたりして、長時間労働の是正に向けて世の中が動き出しています。

7時間労働制を2020年から始めると発表した「味の素」では、既に役員が18時前退社を慣行し、多くの社員が朝方勤務にシフトしていると聞きました。

 

生身の人間としての健康を妨げる「過労」は減らしていくべきですし、日本の課題として以前から言われているホワイトカラーの「生産性向上」を進めて行くのに良いムーブメントだと思います。

 

オリンピックの影響で来年から繁忙時期を迎える我々の業界は、目先の仕事量が薄いので「短時間労働」に取り組むのに良い環境となりました。

 

忙しくなる前に、見直した働き方に慣れたり、Sカップ活動(職場改善活動)で仕事の進め方や川上から川下までのコミュニケーションを改善しておく事が重要です。

職場ごとで働き方やその進め方に、皆の知恵を集めて改善していきましょう。

忙しくなった時に元の木阿弥にならないようにしたいです。

 

さて、仕事頑張ろう!を英語で言うと「レッツ・ワーク・ハード」ですね。

チャレンジを必要とする仕事はハードなものです。この「ハードワーキング」と「過労」とは、時間と質と言う切り口でしっかり区別しておきたいですね。

 

経済はグローバルな時代ですから、日本の産業の活力や競争力もいったん衰退してしまったら、取り戻すのは大変です。今、学校教育で「ゆとり教育」の見直しが行なわれていますが、他山の石として油断禁物でいきましょう。

 

2016年11月