成長と年数の関係は?

この春は、新入社員が3名入社しました。 現在、工務の
寸法出し業務を習得しようと、毎日脳ミソの訓練をして貰っています。
はるか昔に経験した方達には、懐かしい時代ではないでしょうか。

入社式の日には、いつも私から少し話をさせて貰っているのですが、
今年は、私にはハッとさせられる事がありました。

「人生の中でも新人と呼ばれるのは最後だから、その特権を活かして今のうちに。。」
と話した後「ところで新人と呼んでもらえる期間はどのくらいですか?」と質問を
したところ、3人から返ってきた答えは「1年」だったのです。

「3年くらい」と言う答えを期待していた事もあり、またその「1年」と言う
答えの中に3人とも早く一人前になりたいと言う意欲を感じて嬉しかったですが、
何よりも、私が意外と言うか、新鮮に感じたのは、20代前半の若い人達には、
1年と言う期間は、「充分に長い」と言う事でした。


さて最近、発達心理学の分野の記事が興味深かったので紹介しておきます。

人間の脳ミソは大人になった後も、3つの段階を踏んで成長していくとの事で、
人間が長生きをする様になったこの百年の間で出てきた傾向らしいです。

①その最初の段階は「環境順応型」。
順応主義で、指示を待ち、その指示期待に応えていく段階。

②次の段階は、「自己主導型」。
課題を設定でき、導き方を学び、自分なりの価値観や視点で方向性を考えられ、
自律的に行動できる。自分の価値観に基づいて自戒し、自分を管理する段階。

③最後の段階が「自己変容型」。
身の回りで起こる事柄は、予想外で不完全なものだと深く理解しながらも
問題発見を志向し、学ぶことによって「変化」を取り入れていく段階。
1つの価値観だけでなく、複数の視点や矛盾を受け入れられる段階だそうです。

一番興味深いのは、人間の脳ミソの成長段階の期間が段々長くなっていくと
言う事でした。人間は生まれてから話したり歩いたりできるまでに約2年。
その次の段階には5年、さらに青年期の段階に成長するには約10年といった感じで、
かかる時間がどんどん倍増し、大人になって脳ミソの使い方が複雑になればなるほど、
この3つのステージに成長するにも、それなりの時間が必要となるとの事です。


確かに100年前に、③の段階の人材が求められたとは思えませんね。
また職業人として考えれば、今も2番目の「自己主導型」で充分の様に思います。
しかし、地球規模の競争や変化の速い経済環境の中で生き残っていくためには
柔軟で変化への対応力が必要で、3番目の段階を企業人に、特にリーダーに求められ、
今後も徐々に増えていくのだろうと考えました。当社も例外ではないのでしょう。


今期は、職場のミッションを意識しながら、職場全体のステップアップを図ろうと
お願いをしている処ですが、経験や立場の違う人どうしが話し合い、知恵を出し合って
改善を進めていく上で、管理職の皆さんにうまくリードして行って頂きたいです。
1年と言う期間は短い様で「充分に長い」ですので、期末の「成果」を期待します。


                            

                              2014年 皐月   

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